waterlight

ビジネスモデル特許

ビジネスモデル特許ってどんなもの?

ビジネスモデル特許は、IT技術(パソコン等のバードウェア)を使用して実現する方法に対して発明を付与する制度です。つまり、ビジネスモデルそのものは特許になりません。

人為的な取り決めや人間のやっていたことをPCに置き換えただけのようなものは、発明として認められず特許になりません。ビジネスモデル自体は、人為的な取り決めに該当する可能性が高く、特許として成立しません。

ビジネスモデル特許の具体例

アマゾンの1クリックのビジネスモデル特許が有名です。この特許が日本で成立したのは、実は2012年と結構遅いのです。アマゾンは、1997年に米国にこの特許を出願していて、約15年の時を経て日本で登録になりました。

1クリック特許とは、予め会員登録をしてクレジットカード番号等の必要情報を入力しておけば、購入手続を1クリックで済ませることができるという発明です。これもIT技術を使用しているため、ビジネスモデル特許として認められました。

【参考】 日経新聞電子版

ビジネスモデル特許を取るために

ビジネスモデル特許の審査

ビジネスモデル特許が認められるためには、発明でなければなりません。つまり、PC等のハードウェアを使用したIT技術である必要があります。それ以外にも、通常の特許と同じく、新規性や進歩性等の要件を満たす必要があります。

ビジネスモデル特許は、2012年では出願されたうち約50%が特許として登録されています。2006年頃は約10%であったことを考えると、大きく上昇しています。

すべての分野において特許として登録されるのは、2013年度で全体の70%であり、ビジネスモデル特許だからといって登録されにくいということはありません。

ビジネスモデル特許では、どのようにして出願書類を作成するかによって権利範囲が大幅に変わります。クライアント⇔サーバ間のやりとりに関するシステムの特許の場合には、一般ユーザを侵害として訴えることができないため、注意が必要です。

ビジネスモデル特許と中小企業・ベンチャー企業

ビジネスモデル特許では、IT技術を利用した方法であるため、設備投資や研究開発費が少なくてもアイデアとPCだけで特許を取得することができます。こういった分野は、中小企業・ベンチャー企業等が得意とするところです。

ビジネスモデル特許は、物や方法の特許よりも弱いということはありません。特許の強弱は、その権利の内容や専門家の腕に大きくかかわってきます。ただし、IT技術の進歩は速いため、特許を取得してもすぐに発明が陳腐化してしまう可能性もあります。