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ジェネリック家具

ジェネリック家具とは

ジェネリック家具とは、意匠権が切れたデザイナーズ家具を他メーカーが安く製造したものです。価格は正規品よりもはるかに安く、10分の1以下という場合もあるようです。

ただし、デザインはほとんど同一であっても、使用している素材等は安いものを使っている場合が多いため、質感等は正規品には及びません。

著作権との関係

ジェネリック家具は、著作権の侵害にはなりません。家具は、工業的に量産可能であり、著作物として認められないからです。従って、ジェネリック家具を購入したからといって、日本国内において著作権が問題になることはありません。

ただし、欧州では家具に著作権を認める国があるため、その国内への持ち込みは注意する必要があります。例えば、イタリアでは工業デザインも著作物として認められるため、日本からインターネットでイタリアに販売した場合には、著作権侵害となるおそれがあります。

意匠権の消滅後も家具の模倣を防止する

もし、デザイナーズ家具を販売していて意匠権が消滅した後もコピー品の流出を防止したい場合には、以下のような方法が考えられます。

立体商標による登録

その家具が立体商標に登録された場合には、意匠権が出願から20年経過して消滅した後であっても、家具は商標で保護されるため他メーカーは製造することができません。

有名な家具の立体商標は、Yチェアがあります。ただし、立体商標の登録が認められるためには、それを見た瞬間に誰のものだか分かる程度に広く知られている必要があります。

不正競争防止法による保護

その家具の形状が広く知られていて誤認を起こさせるような場合には、不正競争防止法が適用される可能性があります。これが適用されるには、その地域でどの程度需要者に知られているのかという点から判断されます。

結局、お買い得なの?

ジェネリック家具は、値段だけ見るととてもお買い得ですし、意匠法・著作権法が問題になることはないと思われます。

しかし、販売している他のメーカーが正規品メーカーの名前を使用して販売している場合には、正規品メーカーの商標を侵害している可能性もあります。さらに、ジェネリック家具製造メーカーが知らずに海外に輸出して、著作権違反になっているかもしれません。品質等が正規品に劣ることも多いため、個人的にはあまりおすすめできません。