特許庁審査官とのオンライン面接

オンライン面接について

特許が審査されて拒絶理由通知が発行されると、登録するために補正等の手続を行います。その際、審査官と面談をすることで、従来の技術との差異を説明して発明への理解を深めてもらい、特許査定に導くことができます。

面接は、霞が関にある特許庁に出向いて行う直接の面談、どこからでも可能なオンライン面談、特許庁の審査官が直接会社まで出向く出張面談があります。

近年のコロナ禍により、オンライン面接が広く活用されているようです。3者以上で行うことも可能ですので、会社や自宅で参加することができます。面接を行う際は、代理人である弁理士も必ず同席します。過去の面談で使用したアプリは、アプリケーションSkype for Business、又はTeamsです。

通常は、面接を行う前にあらかじめ審査官に補正案を送って確認してもらいます。これにより、面接の進行がスムーズになり、十分に議論する時間が取れます。

面接は拒否されることはありませんが、拒絶理由通知応答期間内であって補正案が準備できていない場合、応答期限までに十分な時間が無い場合には、認められないこともあります。

弊所では、強い特許権の取得に向けて積極的に審査官との面接を利用しています。海外案件であっても同様に、現地代理人に審査官のインタビューを依頼することがあります。審査官との意思疎通を行うことで、より強く安定した特許権の取得を目指します。