犬や猫用の洋服に関する特許

pet【出願番号】特願2007-504827
【出願人】株式会社スリーアローズ
【出典】特許電子図書館

この犬の洋服に関する特許では、首下から後ろ足のところまで、チャック14があって、このチャック14で服を脱ぎ着します。チャックの周辺には胴回り方向によく伸びる伸縮性布地8が縫製されていて、脱ぎ着がしやすいようになっています。また、服にある程度柔軟性があるので、胴の圧迫を避けることができます。

さらに、犬が太った場合であっても伸縮性の部分である程度吸収できるため、新たに洋服を買いなおす必要もありません。また、ハーネスや首輪を付けても、伸縮性布地8と干渉しないため服がずれることを防止できます。

この特許では、伸縮性の素材の配置場所及び胴回り方向によく伸びるという特性がポイントです。単に伸縮性の素材を使った服というのはたくさんありますが、伸縮方向や配置する場所を限定することにより差別化を図っています。

ペット用の乾燥装置

dog-dry

【出願番号】特願2004-74361
【出願人】株式会社喜田アイディア
【出典】特許電子図書館

この発明は、ペット用の乾燥機です。ペットを収容室30に入れて頭を穴12から出します。収容室30の高さを調整することができるため、多様なサイズのペットに対応することができます。また、下に毛や糞尿などを受けるトレイ20があります。また、消臭のためのマイナスイオン発生器34を備えています。

単なる箱状の乾燥機ではなく、高さ調整や受けトレイ,、マイナスイオン発生器などの工夫がポイントになると思われます。高さ調整といった従来の乾燥機にはない構造であって、いろいろなサイズの犬や猫に対応できるという効果があるため、特許性を主張可能と考えます。

ペットの糞尿の処理

dog-nyou

【出願番号】特願2005-211158
【出願人】渡辺 栄里子
【出典】特許電子図書館

この発明は、犬用の尿漏れ防止ベルト(マナーバンド・マナーベルト)の両サイドに立体ギャザーを付けました。赤ちゃんのおむつには、このような立体ギャザーが付いているものがありますが、犬用にはなかったのかもしれません。

マナーバンドの前側には全幅で立体ギャザー16があり、後ろ側には、両後ろ足の距離の分だけ立体ギャザー20があります。これで、良好に尿漏れを防止することができます。

他の分野で利用されている、立体ギャザーの構造を犬のマナーバンドに使用し、尚且つ尿が漏れづらいようにギャザーを配列しています。ただギャザーを付けたというだけでなく、前側は全幅のギャザー、後ろ側は足の間にギャザーという点も改良ポイントと言えます。

ペット用の車いす

dog-wheel

【出願人】大島 康彰
【出願番号】特願2013-208677
【出典】特許電子図書館

この発明は、犬の車椅子です。近年、医療の発達により犬の寿命も大幅に伸びているため、白内障や足腰の弱りなど人間のような病気が出始めています。散歩をしていても、まれに車椅子の犬を見かけます。

この車椅子では、犬の身体が曲がっても車いすもそれに連動して曲がるように連結部160が左右方向に回転します。いままでの車椅子だと特に身体の長いダックスフンドやコーギーなどは身体を曲げることが難しかったのですが、この車椅子だと犬の負担も少なくなると思います。

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ペット用品に関する新たな発明をお考えになった方は、当事務所までお気軽にご連絡ください。私自身も犬を飼っているため、ユーザーの立場として、また弁理士の立場に立って様々なアドバイスができるかと思います。一口にペット用品といっても、洋服や小物、装飾品、ドックフードなど様々な種類があります。製品によってどのような特徴があるか、どうしたら良い特許になるのか、を共に考えていきましょう。

皆様の素晴らしいアイデアが容易に真似されることを防ぎ、権利として登録されて保護されることへのお手伝いができればと思っています。当事務所は東京都ですが、遠方の方であっても遠慮なくお問い合わせください。遠方の方は、スカイプでの打ち合わせも可能です。

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