ペット関連商品の意匠登録出願

意匠出願について

ペット用品のデザイン・外観形状を保護するためには、意匠登録が有効です。意匠登録出願は、製品販売前、プレスリリース前に行う必要があります。公表後であっても、新規性喪失の例外の手続きを行うことにより、公開日から1年以内であれば出願が可能です。

ペット用品の一部が特徴的である場合、例えば、グルーミングブラシの取っ手の形状に特徴があってその部分のみ権利化を希望する場合は、部分意匠としての権利化を図ることが有効です。部分意匠の場合は、取っ手の一部のみを特定して権利化を図ることもできます。

グルーミングブラシの取っ手の部分意匠の審査では、取っ手の形状に基づいて審査が行われるため、櫛の形状、及びグルーミングブラシの全体的な形状が異なっても取っ手の形状が同一又は類似の登録意匠が存在する場合は、登録されません。他方、権利範囲は取っ手の形状で特定されるため、その他の部分の形状には左右されません。つまり部分意匠は、審査は通り難いが権利化できれば強い権利となります。

ペット用品の種類と分類

ペット用品は非常に幅が広いため、どのような用品であるかを具体的に指定する必要があります。ペットに関連する用品の意匠分類は、以下の通りです。

  • B0-100 愛玩動物飼育鑑賞用品(爪切り、ブラシ、爪とぎ、おもちゃ、ペットフード、キャットタワー、給餌具)
  • B0-1100 愛玩動物飼育鑑賞容器(飼育ケース、飼育かご、巣穴)
  • B0-115 ペットキャリー、ペット運搬バッグ、かご
  • B0-116 ペットサークル、ケージ
  • B0-13 首輪、リード、ハーネス
  • B0-14 ペット用服、レインコート、靴、おむつ
  • B0-15 トイレシーツ、トイレ
  • B0-16 ペット用葬祭具(位牌、仏壇、祭壇、墓石、骨壺、記念碑)
  • B0-17 ベッド、ベッドマット、枕

B0-100の鑑賞用品とは、ペットの日常生活に使用する細かな用具のことで、例えば、歯ブラシ、犬の糞受け装置、くし、給水装置、餌用食器、犬用ガム、等が含まれます。細かなペット用品については、概ねここに分類されると思われます。

出願に必要な書類等

意匠登録出願は、ペット用品の図面又は写真で形状を特定します。従って、意匠登録出願を行う際には、履物の具体的形状が分かる写真、図面、又は現物が必要となります。出願から登録までの期間は、通常8~10か月ですが時期によって多少前後することがあります。

意匠登録出願から登録までの費用については、特許事務所によって異なりますが、概ね15~25万程度と思われます。弊所料金は、出願から登録までで概ね20万程度となっております。詳細については、こちらでご確認ください。

意匠登録の効果

意匠登録されることで、登録されたペット用品と同一又は類似のペット用品を販売した第三者に対して差し止め請求、損害賠償請求を行うことができます。アマゾンや楽天等のマーケットプレイスで意匠権侵害等を行った販売業者に対しては、アマゾン側で侵害事業者の販売停止等の厳しい措置がなされます。

意匠権取得済であることをホームページ等で広く訴えかけることにより、未然にコピー品の販売を防止するといった抑止効果も期待できます。

もし、登録された意匠権を第三者が使用したいとなった場合は、実施許諾契約を締結することで使用を許諾できます。使用許諾の際の実施料については、交渉によって双方納得のできる金額で折り合いを付けます。

外国での意匠権取得を希望の場合は、出願してから半年以内に外国出願手続きを行います。ハーグ協定に基づく国際意匠登録出願であれば、複数の国に一括で意匠登録出願を行うことができ、費用削減、管理負担軽減といったメリットがあります。

弊所では、意匠登録出願が初めてというお客様も多く、原則としてWeb又は対面でのお打ち合わせをお願いしております。ペット用品の権利保護をご希望の方は、こちらよりお問い合わせください。