拒絶商標の検索理由

拒絶が確定した商標登録出願、又は消滅した登録商標については、出願する際の障害にならないため検索することができなかったとしても影響は少ないと思われます。ただし、商標自体に識別力が無いと判断されたケース(3条1項各号による拒絶)については、参考情報として必要となる場合があります。

商標では、その商標自体に識別力が無いと判断される場合、例えば、以下のような場合には識別力が無いとして登録されない可能性があります。

  • 商品「スマートフォン」に商標「スマホ」
  • 商品「清酒」に商標「正宗」
  • 商品「書籍」に商標「小説集」

*上記に該当する場合であっても、表示の書体や全体的な構成が特殊である場合には登録されるケースがあります。

このとき、出願を希望する商標が過去に出願して審査で拒絶された商標であるか、あるいはその商標が過去に出願して拒絶された商標に近いか、を判断する場合には拒絶された商標をサーチすることがあります。

特許庁のJ-Plat-pat

特許庁の特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)は、インターネット上において無料で使用することができますが、検索することができる商標は、登録または出願された商標であって拒絶が確定した商標については検索することができません。同様に、登録後に更新手続を行わずに消滅した登録商標についても検索することができません。

【リンク】特許情報プラットフォーム

民間データベース

日本パテントデータサービス

「Brand Mark Search」という名称で、商標のデータベースを公開しています。毎月使用料が発生しますが、拒絶等の中間処理の情報、登録後に消滅した商標についても検索することができます。また、検索方法についても、特許庁のデータベースよりも多様な方法が可能です。

【リンク】JPDS商標情報検索サービス

NRIサイバーパテント

特許の検索データベースですが、オプションとして商標を追加することもできるようです。

【リンク】NRIサイバーパテントデスク2

文字商DVD

弁理士協同組合が販売している登録商標、及び拒絶された商標のデータベースのDVDです。弁理士の組合員であれば、購入することができます。毎年アップデートされるため、常に最新の審査状況を把握することができます。

特に、商標は社会や市場の動向によって識別力の有無の判断が大きく変わってくるため、最新の審査状況を把握しておくことは商標の登録可能性の判断に大きく影響してきます。

【リンク】弁理士協同組合